恋愛初期によくある、熱く燃えあがったあとじんわりと暖かい温度に落ちつく現象。これを「恋から愛へ」と例える人も多い。
そんな経験は生きているうちに何回おとずれるだろうか。
もちろん熱く人を好きになった事がないという人がいてもそれはおかしな事ではないし、多く経験すればいいというものでもないようだ。
なぜ恋の話をしたのかというと、自分の今の怒りの気持ちを例えるのに一番しっくりきたからだ。
怒りと憎しみの話に置き換えると、今年はある事でブチ切れることがあった。熱はとりあえず下がったけど、許すわけでも忘れるわけでもなく、静かに怒って憎んでいることがある。
恋が愛へ変わるように、怒りが憎しみに変わった。
今まで生きてきて、許せない人の一人や二人は誰しもいると思う。もしかしたら会社・組織を許せないと思っている人もいるかもしれない。
でも何かを憎み続けるのはとてもきついから、ここ最近はずっと”許す”という事について考えていた。でもやっぱり許せないし、おそらく許さないし、こちらが無理して許そうとするのは間違っている。
だからすこしでもラクになるために、相手を許せない自分のことを許してあげようと思った。
相手を許すのではなく『相手を許せない自分』をまず許してあげるという意味では許しは楽になる手段の一つかもしれませんね。相手のために悩んだり自己嫌悪になる必要はありません。私は仏じゃないので誰でも許しませんよ。それでもいいかなと思うようになりました。
— TENJIKU(転軸) (@ikinariTenjiku) 2017年10月29日
怒りとか悔しい気持ちって、持ち続けるのはきついですよね。でもこちらが無理して忘れようとしたり、許そうと努力するのは間違っているなと思います。
怒りとか悲しみに呑まれるよりは糧にして昇華させた方がいいですね。また全ての人がポジティブに変換できるわけでもないという事も念頭に置きつつ。
— TENJIKU(転軸) (@ikinariTenjiku) 2017年10月29日
気持ちを100%言語化できるわけではないけど、わたしは思った事をこうしてブログやSNSに表すことができる。
「書いたら自分がスッキリするから」と言いながらも、ネットに言葉を落とすって事は誰かに見てもらって共感なり反応がくる事を期待しているんだと思う。
でも、すべての人が簡単に声をあげられるわけではないという事はわかってる。人はいろんな思いを抱えながら生きている。
このメッセージで、相手が許せなくて苦しんでいる人の気持ちが少し楽になってほしい。

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許さなくていい。だけど憎しみ続けるのはきつい。相手を許せない自分を許してあげよう。
その後の心境の変化を書きました。