【ドラッグストアに6年勤務して学んだ事】ドラッグストア・美容部員・大手メーカーで働いてみたい人の参考に

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 写真:写真ACより

テンジク
こんにちは!テンジク(ikinaritenjiku)です

私がむかし勤務していたドラッグストアを辞めた理由を別の記事で書きました。

↑これを自分で書いておいて、よくすぐに辞めなかったなと驚きました。通算6年働いていたんです。

薬の販売免許(2類と3類)

ここでは、あんなにきつくて面倒だったはずなのに、私が何故ドラッグストアに6年も勤務する事ができたかをお話します。

特にこんな人に向けてここに本文を記述

ドラッグスアで働いてみたい

大手メーカーに就職したい

美容部員になりたい

いま就職活動中の人や、ドラッグストアで働いてみたいなと思っている人に、私が実際に6年働いてみて感じた職場の空気感が伝わったらいいなと思います。

なぜすぐ辞めなかったのか

↑この記事は、返品という作業について書きました。
ドラッグスアで働きたいなと思っている人の意欲がごっそりなくなってしまうような内容です。

自分で文章にしてみて、「返品って大変だったな..今だったらできないかも」と、なぜか書いた自分が一番驚いています。

よくよく考えてみると、それでも続いたのはドラッグストアが大好きで楽しかったからなんですよね。

まず、同僚やいろんな会社の人と仲良くなった事。好条件の売り場をめぐってたまにピリピリしたりするけどその反面、助け合ったりもしました。

忘年会や送別会でピリピリした事もネタに変わり水に流されます。

だからといって、やりがいとか綺麗ごとだけでは固めませんよ。これは、私にしか書けないはず。ぜひ参考にしてください。

すぐ辞めなかった理由1

一応やりがいもある

お客様にメイクをしてあげてパッと顔が華やかになる瞬間とか最高ですね。

美容部員も”人を綺麗にしてあげる”という事が志望動機だったりやりがいだったりします。

綺麗にしてあげた後でしっかり売りますけど。

その時買わなくても、数日後に買ってくれたりとか本当にあるんですよ!

目先の利益をグッとこらえて、お得なポイント10倍デーを教えてあげる事もその後の信頼に繋がります。

たとえそのお客様が買いに来なくても、もしかしたら自分のアドバイスがきっかけでデパートや他店舗でその商品を買っているかもしれませんよ。

(さすがにここまではしませんが、ポイントカードをレジに通したらどの店舗で何を買ったか履歴が見れます。)

化粧品の他にも、健康について困っている事を相談してもらい最後に「ありがとう」と感謝してもらえた時は嬉しいです。

そして自分が勧めたものを買ってもらい、またリピートしてもらえたら更に嬉しいです。

禁煙補助剤のニコレットのお客様だけは2〜3回目以降がなかなか続かない!

頑張ってタバコ辞めて欲しい!買いにこなかったお客様はきっと禁煙成功したんだと願う。

「売れ」と言われる苦痛と紙一重ではありますが、単純に物を売る喜びというのは何百回も経験しました。

すぐ辞めなかった理由2

飲食店よりは楽だから(私は)

私は20代の頃は働くのが大好きで、ほぼWワークでめちゃくちゃ労働していました。

カフェ

居酒屋

クラブ

ワインバー

のスタッフ経験があります。

飲食業は、接客・お金の計算・在庫管理に加えて、食べ物や飲み物を扱う事がデリケートで大変でした。

清潔というのも大前提ですが、盛り付けひとつにしてもお冷やを出すタイミングにしてもセンスが要ります。

そして酒屋さん、酒造メーカーとか「○○さんのご紹介」などの神経を使う人付き合い。店によっては年賀状、お中元、お歳暮などなど。

飲食業で働くという経験をした後、ドラッグストアで初めて働いた時に思った事は「食べ物とか扱わなくていい...!お皿洗わなくていい!天国!」でした。

食べ物や飲み物を扱いながら働く大変さが身に沁みてわかっているので、私は全ての飲食店の人を尊敬しています。

ドラッグストアで学んだ事

ドラッグストアでの学び1

購買心理学と薬事法

POPも描けるようになったし、「どうしたら買いたいと思ってもらえるんだろうか」と試行錯誤した経験はその後の自分にとって大きな糧になりました。

私はこの経験を活かして、ネットで商品を売れるんじゃないかと思うのですが※薬事法が怖くてなかなか手を出せません。

販売を促進する為にPOPを描くわけですが、薬事法などにより表記してはいけない表現もたくさんあります。

研修も受けるので薬事法にも詳しくなりました。

薬事法は2014年に名称が変更しました。
現在は『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律』
通称『医薬品医療機器等法』

ドラッグストアでの学び2

もの知りにはなる

毎日たくさんの商品を移り変わり目にするので、ある程度は商品について詳しくなります。

厚生労働省指導の元の薬のセミナー(年に12時間)

メーカー主催の化粧品のセミナー

接客サービス向上の為の研修

こういったセミナーや研修会は頻繁に行われます。

お客様に質問されたら答えられるようにしておかないといけないので、知識は自然と身についていきます。

伝票やお金を扱うので数字に強くなる

仕入れや原価のことを考えるようになる

流通の事がなんとなくわかるようになる

↑学んだ事は他にもまだまだ書き尽くせないほどあります。

このように、私はドラッグストアで実際に働いてみて、たくさんの事を学びました。

そして退職後もドラッグストアで学んだ事がかなり活きています。

ドラッグストアでの学び3

肖像権はジャニーズが一番厳しい

肖像権の観点から、POPに芸能人の写真を使ってはいけないという事も学びました。

ポスターを転売したりする人もいるのでメーカーの人が回収する場合もあります。ジャニーズが特に厳しいです。

向井理さんや北川景子さん等の芸能人の「ポスターください」というお客様もたまにいるのですがその点でもジャニーズファンのお客様が一番多かったです。

原則、そのような要望があった場合はお断りする事になっています。

ドラッグストアでの学び4

コミュニケーション

お客様

社内の人間

メーカー等の他社の人

毎日たくさんの人と話すのでコミュニケーション能力は上がります。

複合施設に入っている店舗の場合は、

他店舗との共存

その施設の中のルールに沿って働く

という働き方を学びます。

ドラッグストアでの学び5

大手メーカーに就職したい人へ

販売店とメーカーの関係

これ、知らない人もいるので少し説明をします。ドラッグストアの店内にいるスタッフって、全員がそこの会社の社員とは限らないんです。

ラウンダーと言って、コンタクトレンズケア用品のメーカーの人が売り場をちょいちょいいじりにきたりします。

製薬会社の人が店頭に立って栄養ドリンクを売る事もあります。

例えば、化粧品コーナーにいる資生堂の制服を来た人は資生堂から派遣されて来ているんです。

お客様の中には、お店にいる人は全員その会社のスタッフだと思っている人もいます。

例えば、目の前に今にも化粧品を買ってくれそうなお客様がいて、美容部員がお客様に話しかけようとしているとします。

その時に横から他のお客様に『すみません、じゃがりこはどこにありますか?』とか聞かたら、心と売り上げに余裕がない時はおそらくイラっと案件です。

これはデパートでは確実にないシチュエーションです。

B4(ビューティフォー)

資生堂

カネボウ

花王ソフィーナ

P&Gマックスファクター

↑例えば化粧品売り場だけでも一つの店舗にこのような会社の面々が横並びにいるわけです。

みんな、お客様に自社の化粧品買って欲しいし、目立つ好条件の売り場に自社の商品置きたいわけですよ。

女が5〜6人集まって、さらに競合してるとか。これで何も人間関係のトラブル起きないわけがないじゃないですか。

時にはライバルとして、時には同業界の者として助け合いながら働いています。

ドラッグストアじゃなくて例えばスーパーだったら、試食でウインナー焼いている人は大抵どこかから派遣されてきています。

家電量販店が格段にエグいです。同じフロアにSONYとappleとrenovo等と、洗濯機のフロアにはTOSHIBAとHITACHIとPanasonic等の社員がいるわけです。

入り口、エスカレーター降りた所には給水所のごとくウォーターサーバーの契約取りたい人がいる。

UQとYahoo!モバイルとFREETEL等が競合している格安スマホのフロアとかお声かけが半端なくて歩きたくないです。

ヨドバシカメラとかは私からしたらカオスなのでドラッグストアの人間関係なんてまだまだ平和な方です。

スーパーと家電量販店に話がそれましたが、ドラッグストアで働いている人たち全員がその会社の社員ではないという事はこういう事も考えられます。

例えばデパート勤務に憧れて資生堂に就職した人が、ドラッグストアでの勤務になるかもしれないという事です。

美容部員にはデパートが好きなタイプとドラッグストアが好きなタイプがいるのでどうぞ就職活動のご参考に。

男性の場合だと、例えばコンタクトレンズ用品のメーカーに就職したら、ドラッグストアの各店舗を営業で回る業務になるかもしれません。

社内勤務が好きなタイプと、外まわりが好きなタイプがいるのでこの点を求人を見る時に参考にしてみてください。

勤務内容については会社説明会で事前に説明してくれる会社がほとんどだと願いたいです。

思っていた仕事内容と違う』という実例を見たので社会にはこんな事も起こりうるという事をここに書いておきます。

レストランのシェフになりたいと思って就職した男の子が、フランチャイズの系列店のミスドに配属されて『俺は、ドーナツ作りたくて就職したんじゃない!』と嘆いて転職していました。

販売小売店に就職したい人へ

各メーカーに少し気を使う

競合同士の会社の人たちと狭い空間で過ごすわけですから「こういう事って言わない方がいいんだな」という事を先輩に教えてもらったりします。

時には自ら失言して気まずい空気を感じながら学んでいきます。私は若い時に失言しまくって美容部員の人を何度も傷つけてしまいました。

化粧直しする時に、資生堂の人の前でカネボウの化粧品を使うのも気がひけましたね。

その反対に資生堂の化粧品を買うところをカネボウの人に見られたら気まずかったり。

細かい事を気にしすぎと思われるかもしれません。ですが、働いていた当時はそういう村社会みたいなルールに、私も一応できるだけ適応しようとはしていました。

(もう今は面倒くさくて無理です。)

販売店は威張りがちでメーカーは媚びがち

私が好きな言葉は『Win-Win

仕事相手とは対等な関係であるのが望ましいです。

ドラッグストアではそれは不可能でした。

こちらはメーカーの商品を売る販売店で、メーカーの方は「商品を置かせてもらっている」「販売応援に入らせてもらっている」みたいな暗黙の上下関係が発生したりします。

なのに、一緒に働く美容部員の人はベテランのお姉さん(しかもちょっと怖い)とか、色々ややこしいです。

(ある一例。いや、百例)

店長が自分で経営している店じゃないのに『俺の店』と錯覚して威張ってしまう店長もいますね。

この問題は店長会議などでパワハラ対策やメーカーさんとの付き合い方とか、一応話題には上がってはいます。

好条件の売り場が欲しいからといって日頃から変に媚びたりしすぎるメーカーの人がいる事も店長の錯覚を促していると思います。

残念ながら販売店が威張りがちでメーカーが媚びがちである以上は対等と考える事はほぼ無理です。

もっと「みんなで業界を盛り上げよう!」みたいな大きな視野で同じ方向を向いて働けば、メーカー同士のいざこざとかいったくだらない事はぐんと減ると思います。

でも、現場でどんなに心を持って働いていても本社は数字しか見ません。

大きな株式会社は粗利(粗利益率)をそこそこにキープしようとするので、決算前に「ちょっと粗利が高すぎるから下げろ」とか本社が言ってきたりします。

一年中「売れ」と言われ続けるのに、こういう年に一度の理不尽を感じた事もありました。

もしかしたら明日とつぜん異動になるしれないという環境の中で、それぞれの人が長期的な目線でなく、その日その日の利益で一喜一憂してしまう理由はわからなくもないです。

ドラッグストアで働きたい人へ

もっと大きなジャンルでくくると、ドラッグストアの他にスーパーや家電量販店などの販売小売店で働きたいなと思っている人にも伝えたいです。

やりがいはなくていい

  • 求人広告では、やりがいの部分だけがクローズアップされがち
  • 求人欄のやりがいという感情面より、条件という現実を見極める事が大切
  • ドラッグストアは『商品管理が鬼のようにキツイ
  • ドラッグストアの『人間関係が時には面倒くさい
  • やりがいを前面的にうたっている求人広告は、まず疑ってかかるくらいでちょうどいい

就職先やアルバイト先を選ぶ時に参考にしてみてください。

地域密着店とキラキラ店

地域密着型のスーパーみたいな郊外店と、駅近くとかにある駅前タイプ(会社によって呼び方が変わります)といって化粧品とかキラキラ系商品が多い店舗があります。

もちろん業務内容も変わってきます。「私はキラキラ店で働きたいのにスーパーみたいな店に配属された」という人もいればその逆の例も見ました。
暇な店は、暇が故に人の悪い所とかプライベートとかに目がいったり、いじめや陰口が起きたりもするので個人的には忙しい店の方が好きです。
忙しくて同僚のアラとかすぐ忘れます。

転勤は多い。たまに男の人権が揺らぐ

転勤がある社員はどの店舗で働けるかは、ほぼ選べません。
「家庭の事情で」と言って転職を拒んでいた人は社名に背いているという扱いになっていて出世しにくかったです。

ハキハキした女性が多いので気弱な男性は女性にいいようにこき使われたりする事があります。舐められないように気をつけてください。

さいごに

↑この記事では、自分が地球環境を破壊するのに加担してるんだなと思った出来事も書いています。

私はAmazonヘビーユーザーなので、環境破壊を続ける販売小売店なんて縮小していけばいいと思っていますが、『商品を手に取って見て買いたい層』の人は一定数います。

嬉しいことに「あなたが勧める物を、あなたから買いたいのよ」と言ってくれる人もいるんです。

「ありがとう」のパワーは絶大で、ついさっきまで辞めようと思っていても疲れが吹っ飛んでしまうのです。

だから、あなたがこの先どこで働いたとしても人には「ありがとう」と伝えるようにしてましょう。ほんの少しだけど、少しずつ居心地が良くなっていくかもしれませんよ。

突然ですがここで謝らせてください。先ほど、『やりがいはなくていい』と書いたくせにこんな感じでまとまりそうになった事を。

最後に一番大事なお金の話をしましょう。ドラッグストアで働いてみて肝心のお給料はというと、労力を考えたら満足はしていませんでした。

ですが、私は掛け持ちをしていたので別にもう一つ収入があるという事が安心材料となっていました。その安心により「いつでも辞めれるし」と、のびのび働く事ができました。

そして、副業とドラッグストアの仕事の相乗効果が高かったので、6年仕事を続ける事ができました。

なので、これから就職する人には副業をおすすめします。何かおすすめの副業があったらまた追ってお知らせしますね。

在庫と無駄が多すぎる事がもっとマシだったら、おそらく私はドラッグストアを辞めていません。

こんなにきつくて面倒くさい仕事が6年続いた者の感想でした。

<参考>キャリアガーデン|ドラッグストア店員の勤務・労働時間・休日・残業

いかがだったでしょうか?是非、あなたの感想を聞かせてください。

テンジク(ikinaritenjiku)

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次回予告

現在、私のドラッグストアでのある一年のスケジュールについて書いています。

これを12ヶ月分書き終えてまとめているのですが、当時の私は限定パッケージのお菓子とか、消臭力とか消臭元に頭を悩まされていたようです。

あと、『ドラッグストアからドラッグストアの転職は楽勝』という記事も書きたいです。

完成したらまたお知らせします。











 




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